特集 理想的な「入学前学習」を求めて
専門職を目指すために国語力という土台をつくる
髙木 眞
1
1ユマニテク看護助産専門学校
pp.1114-1119
発行日 2014年12月25日
Published Date 2014/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200051
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きっかけは禁煙無煙宣言から
本校では,2008年より入学前課題提出を導入したが,きっかけは,禁煙無煙宣言であった。禁煙無煙宣言は,「看護職を目指す立場からタバコが健康に及ぼす影響を認識し,健康増進や疾病予防に努めることの必要性と,受動喫煙の危険性を理解し,社会人としてのマナーも養いながら,学生1人ひとりをタバコの害から守る」という学校の意志である。これによりすべての入試の出願資格に「非喫煙者」を加えたが,初年度から在校生にまで徹底させることが困難であったため,2008年入学生より禁煙を徹底させることとし,喫煙についての事前学習として“合格者課題”をスタートさせた。
事前課題として,1.喫煙とニコチン依存症,2.喫煙と健康障害,3.受動喫煙による健康障害,4.喫煙について,どのように考えるかを調べるものにした。
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