特集 理想的な「入学前学習」を求めて
郵送でのやり取りを通して未来の学生たちに向き合う
田中 悦子
1
,
金子 秀子
1
1組合立静岡県中部看護専門学校
pp.1108-1112
発行日 2014年12月25日
Published Date 2014/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200049
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はじめに
多くの看護師養成施設の推薦入学試験は11月頃実施され,合格発表してから入学までは4か月余りの期間がある。その間に入学生は,入学決定の安心感と共に学習の継続が困難となりやすい。そのため,学習の継続を意図し何らかの入学前準備教育を実施している養成施設が多いと報告されている1)。
本校は,入学定員40名で3年課程の看護専門学校であり,現在は学生数125名,専任教員数12名で構成されている。今回,すべての入学生の基礎学力低下の改善を目標に課題の内容を検討するとともに,入学予定者との複数回の課題のやり取りのなかで,効果的な成果が得られたため,その取り組みの工夫と結果を報告する。
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