連載 ナースよ,リアリストたれ! 中西睦子が語る看護と教育・9
目覚めた人がものを言う態勢をどうつくるか
松澤 和正
1
,
中西 睦子
2
1千葉県立保健医療大学 健康科学部看護学科
2国際医療福祉大学大学院
pp.894-901
発行日 2014年9月25日
Published Date 2014/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102831
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1人だったらそのくだらない役割をおやりなさい
松澤 ナースの自我という問題がありましたが,そういう意味では,ナースは集団的な思考に慣れきっている,という言い方も先生はされていました。そのなかで個人が現実とほんとうに向き合って,リアリズムに徹して,そこからの問題提起ができないということでした。
中西 できないねぇ。現実というのは,その個人個人に見えている範囲の現実でしかないでしょう。だから「引っ越しといったら日通」というステレオタイプな認識になってしまう(笑)。
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