--------------------
書評 ―『質的研究法ゼミナール グラウンデッド・セオリー・アプローチを学ぶ(第2版)』―活きた講義の息吹が感じられる研究法テキスト
井上 智子
1
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
pp.1125
発行日 2013年12月25日
Published Date 2013/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102581
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
ほぼ30年の月日を費やし,質的研究は日本の看護領域において当たり前の存在となりました。当たり前とは,「当然」「そうあるべき」「ありふれていること」ですが,ここに至るまでの道のりは,今なお第一線で活躍している看護研究者たちの貢献なくしては語れません。
本書の著者である戈木クレイグヒル滋子先生も,その多大なる貢献者のお一人です。グラウンデッド・セオリー・アプローチの開発者である米国カリフォルニア大学のアンセルム・ストラウス(Anselm Strauss)先生から直々に学び,ご自身の博士論文を完成させ,その後20年にわたり日本で後継者育成に携わりながら,いくつもの質的研究に関する著書を発表されています。
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.