実践報告
実践現場と教育現場の協働を目指して―認定看護師と関連企業と大学教員のコラボレーション
新井 明子
1
,
田村 直子
1
,
清水 美和子
1
,
棚橋 さつき
1
1高崎健康福祉大学保健医療学部看護学科
pp.1028-1031
発行日 2013年11月25日
Published Date 2013/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102557
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はじめに
近年,在院日数の短縮化,地域連携の強化,在宅看取りの推進など,社会情勢の変化や看護を取り巻く環境の変化により,在宅ケアが重要視されている。このような背景から在宅看護教育のニーズは高くなると同時に,教育内容も変化していかなければならない。
在宅看護教育の課題として,教育と実践の場の乖離があり,実習が見学に留まり,教員が実践的な教育ができないことが指摘されている1)。その課題を少しでも改善するために,本学では,在宅ケアの実践で活躍している認定看護師や訪問看護師,在宅酸素療法や在宅NPPV(noninvasive positive pressure ventilation)に関連する医療機器を取り扱う企業や,褥瘡ケアやストーマケアの関連商品を取り扱っている企業の方と協働して,講義や演習を行っている。今回は,これらの取り組みのなかから,皮膚・排泄ケア認定看護師と関連企業と大学教員がコラボレーションした授業内容を紹介する。今回の取り組みを紹介するにあたり,対象授業の最後に,講師の認定看護師,関連企業の皆様,学生に対し写真等を掲載することについて,説明し同意を得た。
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