特集 看護教師のあり方
—現場の指導者として—教員養成は看護大学か教員養成専門コースで—指導者養成の現状に思う
大岩 千賀子
1
1厚生年金病院大阪高等看護学院
pp.10-11
発行日 1965年5月1日
Published Date 1965/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905449
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看護制度の改正,看護教育制度一元化(合理化),いずれも看護界あげて熱心に討議し研究されている中で,教員養成の現状について,何か書くようにとのことで,未熟な私でございますが,日頃常に思っておりますことを述べさせていただきます。
昭和22年7月に保健婦,助産婦,看護婦令が制定され教育に関する部分は即日施行されておりますが,その新しい学校養成所での専任教員の定員については明記されていますが,専任教員として教育にあたるものについては何一つ具体的なことにふれてありません。このために誰を教員にもってくるかの問題があったと思いますが,結局ナースで経験の豊富なものが選ばれて教育にあたるより以外はなかったようです。
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