特集 対話のスキルを教育に活かす!
語り場づくりから始めよう―ファシリテーションスキルを用いた「場づくり」の提案
浦山 絵里
pp.912-919
発行日 2013年10月25日
Published Date 2013/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102530
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はじめに
看護の仕事はコミュニケーターだと言えるほど,私たちは多くのコミュニケーションスキルを学び,そして活用しています。アサーションやコーチング,ファシリテーションといった,さまざまなコミュニケーションスキルが,これまでも看護界では話題になってきました。
そんななか,研修などでお会いする皆様に「私たち看護師はコミュニケーターです」とお伝えすると,「いえいえ,私は話すことはあまり得意ではないので……」と言われる方もいらっしゃいます。が,人と対峙する仕事である看護の現場では,話す,聴くは,やはり重要な要素になるのだと思っています。また学びの視点からも,インタラクティブな場をつくることは,学びの共有や新しい気づきの創発につながります。
本稿では,対話の促進につながるファシリテーションスキルと場づくりの方法について,お伝えしていきます。
その前に…。
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