連載 臨地実習指導者の役割・3【最終回】
看護教育専門家から臨地実習指導者への役割期待―病棟スタッフ・看護教員との連携における役割
山田 聡子
1
,
太田 勝正
2
1中部大学生命健康科学部保健看護学科
2名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻
pp.854-857
発行日 2013年9月25日
Published Date 2013/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102516
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本連載では,看護基礎教育における臨地実習指導者(以下,実習指導者)の役割を改めて考えてきた。第1回では,日本における実習指導者を取り巻く状況や外国での実習指導,そして,文献からみた実習指導者の役割を概観した。第2回では,筆者らが研究成果1)として明らかにした【実習指導の準備】【実習の受け入れ準備】【学生指導】【病棟スタッフとの連携】および【教員との連携】の実習指導者の役割についての5つのカテゴリーのうち,【実習指導の準備】【実習の受け入れ準備】からなる「実習受け入れ準備」の役割と,【学生指導】の役割について具体的な項目を示した。最終回となる本稿では,残りの【病棟スタッフとの連携】および,【教員との連携】の実習指導者の役割を提示するとともに,実習指導者としての役割にどのように向き合えばよいか,そのために看護教員は何をすればよいかについて筆者らの提案を示したい。
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