連載 専任教員養成講習会におけるeラーニングの活用・1【新連載】
専任教員養成講習会におけるeラーニングの導入
加藤 典子
1
1厚生労働省医政局看護課
pp.594-599
発行日 2013年7月25日
Published Date 2013/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102444
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急速な少子高齢化の進展や疾病構造の変化など,医療を取り巻く環境が大きく変化するなか,いかに限りある医療資源を活用し,多様化する国民の医療ニーズに対応していくかが大きな課題となっており,看護職員への国民の期待はこれまで以上に高まっている。このようななか,看護職員の質の向上を図ることが重要な課題であり,看護師等養成所の看護教員の確保および質の向上が不可欠である。
看護教員については,2009(平成21)年度に開催された「今後の看護教員のあり方に関する検討会」で,看護教員の量の確保について,専任教員養成講習会の受講を促進するため,就労を継続しながらでも受講できるようにeラーニング等の通信制を導入することを検討することが提言された。そして,専任教員養成講習会にeラーニングを導入した場合の実施方法について具体的に検討するため,2011(平成23)年度に検討会を開催した。その検討結果をふまえ,2012(平成24)年度にはコンテンツを開発し,今年度から都道府県が実施する専任教員養成講習会の授業科目の一部にeラーニングを導入した。
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