連載 看護実践能力育成につながる技術教育をめざした看護技術評価規準(案)の作成・2
看護技術教育の評価の枠組み
加納 佳代子
1
,
小山 眞理子
1
,
大石 朋子
1
,
水戸 優子
1
,
牧野 美幸
1
,
登喜 和江
2
,
坂上 晶代
3
1神奈川県立保健福祉大学
2梅花女子大学
3兵庫大学
pp.900-907
発行日 2010年10月25日
Published Date 2010/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101590
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はじめに
われわれは,看護実践能力につながる技術教育の評価規準の作成に向けて研究的取り組みを行い,「看護技術教育の教授・学習目標の枠組み」と「看護技術教育の評価の枠組み」を作成し1),これらをあわせて「看護実践能力につながる技術教育の評価規準(案)」とした。本誌に掲載することで,広く教育関係者・臨地実習関係者から忌憚ないご意見をうかがい,さらに妥当性を検証しながら,より良い規準に改善していきたいと考えている。
前回は,看護実践能力育成につながる「看護技術教育の教授・学習目標の枠組み」の作成過程と枠組みの構成について述べた2)。今回は,「看護技術教育の教授・学習目標の枠組み」をもとに作成した「看護技術教育の評価の枠組み」について述べる。評価の枠組みは,学生の看護技術の到達状況を,学内演習や臨地実習で評価する規準となることを意図して作成したものであり,原則,教授・学習目標の枠組みに対応させて構成した内容である(表)。
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