連載 看護の高等教育化と今後の課題・6【最終回】
【座談会】看護教育政策の今後の課題と展望
大室 律子
1
,
正木 治恵
2
,
石井 邦子
3
,
和住 淑子
2
,
吉川 淳子
4
,
鈴木 康美
5
1前千葉大学大学院看護学研究科
2千葉大学大学院看護学研究科
3千葉県立保健医療大学
4千葉大学医学部附属病院看護部
5東邦大学看護キャリア支援センター
pp.807-813
発行日 2010年9月25日
Published Date 2010/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101564
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教育政策現場と教育現場の橋渡しとしての専門官
大室 わが国における看護学教育は,平成になって急速に大学化されましたが,これまでと異なる状況のなかで,文部省あるいは文部科学省(以下,文科省)において,看護教育専門官としてそれぞれどのように関わってこられたかという連載を5人の方々にお願いしてきました。看護学は実践の科学ですので,看護教育政策は実際に活用されていかなければ意味がないと思っております。そこで本連載のしめくくりとして,これまで関わってこられた専門官と実践の場でご活躍中の上級看護管理者の皆さまにお集まりいただき,「看護教育政策の今後の課題と展望」について意見交換をしたいと思います。
まず,文科省における看護教育専門官の必要性について,あらためてどのようにお考えでしょうか。
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