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杉森みど里教授最終講義を聴いて―『看護教育学』の思いを受けつぐ
小川 妙子
1
1群馬県立県民健康科学大学看護学部
pp.754-755
発行日 2009年8月25日
Published Date 2009/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101280
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恩師の最終講義
医学書院発行の『看護教育学』(2009年5月,第4版増補版発行,共著者:舟島なをみ氏)の著者である杉森みど里先生は,看護教育学の学問的基盤をつくり,体系化することに力を注がれ,わが国の看護学教育を牽引してこられた。そして本年3月末,完成年度を迎えた群馬県立県民健康科学大学の学長を退任された。私は,千葉大学大学院において先生の薫陶を受け,また先生と所属を同じくする大学のいち教員でもあった。杉森先生の50有余年の職業生活を締めくくる最終講義を拝聴する機会を得た。その内容を,ここに紹介したい。
最終講義のテーマは「看護教育学 看護学教育組織運営論を基盤とした組織の革新・創生」であり,先生ご自身の群馬県立医療短期大学学長および群馬県立県民健康科学大学学長としての10年間の大学の組織運営の経験から導かれた内容であった。
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