特集2 看護学生論文―入選エッセイ・論文の発表
論文部門
「救急車同乗学習」に参加して
アヴィラ 由記
1
,
坂本 真澄
1
,
小沼 理美
1
,
茶屋 絵美
1
,
本木 広美
1
1東京都立青梅看護専門学校(投稿当時)
pp.740-744
発行日 2008年8月25日
Published Date 2008/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100999
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はじめに
私たちは,約1年半の授業と基礎看護学実習を終了し,本格的に看護について考えを深めていく中で,救急医療の実態に触れることを目的とした「救急車同乗学習」(以下,「同乗学習」)に参加することができた。看護師になったときに救急車に同乗する機会は少なく,また救急医療に携わるときには,医療施設で傷病者を受け入れる側となる。そこで,病院に搬送されるまでの傷病者及び家族の状況や,想いを間近で体験できることは,看護師として働いていくうえで大切な何かを学べるのではないかと考えた。
この体験を通して,救急隊員の活動と救急医療の現状から,看護者としての学びと自覚を深めることができたのでここに報告する。
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