特集 カリキュラム改正手続きをスムーズに行う―看護教育の質向上をめざして
第3部 教育課題への挑戦
現行カリキュラムの見直しのポイント―チェックリストとその解説
吉田 文子
1
1東京都済生会看護専門学校
pp.58-64
発行日 2008年1月25日
Published Date 2008/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100847
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現行カリキュラムを見直し,自校の課題を明らかにする
「カリキュラム」という教育用語は,そもそも無限の可能性を秘めた用語・考え方である。どの学校も,現状での問題や今後の課題をもっている。それらに挑戦するのが経営であり,その核心がカリキュラム開発(カリキュラム経営)力にある。そう考えると,今回の改正作業は1つのチャンスであると理解できる。このことが共通理解されれば,全ての教職員がそれぞれの職位に見合った職務分担を自覚し,自校の学校革新の最も有力な原動力として育ち合うという風土が創られるであろう。
具体的な改正作業では,学校教育経営の原点に立ち戻り,「密度の濃い話し合い」に価値をおきながら,以下のようないくつかのプロセスをたどりつつ進めていきたい。
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