連載 Good コミュニケーションをあなたに・6
うまく運ばない時—見直しのチェックポイント
大滝 純司
1
1筑波大学臨床医学系
pp.558-561
発行日 1993年6月1日
Published Date 1993/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904294
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面接をしてみても「患者が困っていることがよく分かった」と感じられないことがある.あるいは,患者の表情などから「十分に話を聞いてもらえた」という様子が伝わってこないことがある.このようにラポールを得ることがうまくいかない時には,どうしたらいいのだろうか.
前回までは,患者の話をできるだけ妨げないようにしながら,患者の枠組みを理解するように努力することが大切だと強調してきた.しかし,話を患者にまかせたままでは,重要な情報が得られない場合もある.その場合には,直接的質問法までも使って情報の不備を補うことが必要になる.
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