特集1 看護学生の論文
入選エッセイ・論文の発表
エッセイ部門
自分と看護,自分の看護
水上 聖紀人
1
1博慈会高等看護学院 第一看護学科
pp.678-679
発行日 2007年8月25日
Published Date 2007/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100733
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今回,この看護学生論文を書くという機会を通して,普段できそうでなかなかできない今までの自分の過去のふり返りを行い,自分という人間が看護師という職業を志すに至った理由を見つめ直し,それにより今後の看護への思いを確かなものにしようと考えた。
強く印象付けられた動機として思い起こされるものが,小学校の高学年になったときのことだ。その頃,仲のよい友達の一人に,知的発達障害のある人がいた。小さい子どもにとって,他人と違う特異なものを受け入れることはなかなか難しく,なかにはいじめてしまう子もいたが,自分にとっては大事な友達の一人でよく遊んでいた。
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