実践報告
臨地実習でのナラティヴ・アプローチの活用実践―リフレクティング・チームカンファレンスを中心に
牛田 貴子
1
1山梨県立大学看護学部
pp.60-64
発行日 2007年1月25日
Published Date 2007/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100597
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野口1)は,家族療法の世界を塗り替えたナラティヴ・セラピーの3つの実践として,「外在化とオールタナティブ・ストーリー」「無知のアプローチ」「リフレクティング・チーム」を紹介している。筆者は現在老年看護学領域に所属し,家族看護実践を研究しているため,高齢者やその家族にナラティヴの手法を用いることがある。これらは形を変えて,教授方法として取り入れることが可能であり,特に臨地実習における教育方法として有効であると考えている。
筆者が最も早く取り入れたのは,「リフレクティング・チーム」である。この教育実践は2000年に初めて導入し,以後今日まで,臨地実習指導で取り入れてきた。本稿では,なぜこの方法を取り入れたのか,そしてその実際を紹介する。
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