Japanese
English
◆報告
リハビリテーションチームアプローチにおけるリエゾンカンファレンスの意義
The Significance of the Liaison Conference in a Rehabilitation Setting
中嶋 真須美
1
,
浜田 暁子
1
,
神内 擴行
1
,
石田 暉
1
,
保坂 隆
2
,
才藤 栄一
1
,
田中 博
3
,
渡辺 ゆかり
1
Masumi Nakashima
1
,
Akiko Hamada
1
,
Hiroyuki Jinnai
1
,
Akira Ishida
1
,
Takashi Hosaka
2
,
Eiichi Saitoh
1
,
Hiroshi Tanaka
3
,
Yukari Watanabe
1
1東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション室
2東海大学医学部精神神経科
3東海大学医学部リハビリテーション学教室
1Division of Rehabilitation Medicine, Tokai University Oiso Hosptal
2Department of Psychiatry and Behavioral Science, Tokai University School of Medicine
3Department of Rehabilitation Medicine, Tokai University School of Medicine
キーワード:
リエゾンカンファレンス
,
心理社会的観点
,
チームワーク
Keyword:
リエゾンカンファレンス
,
心理社会的観点
,
チームワーク
pp.285-292
発行日 1990年10月15日
Published Date 1990/10/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
要旨:包括的医療を目的とした,リエゾン精神医学の実践としての当院のリエゾン会議を紹介し,面接調査で得られたスタッフの会議に対する評価をもとに,リハビリテーションチームアプローチにおける会議の意義について考察を加えた.リエゾン会議では,症例を通して患者および医療者心理,治療場面における様々な対人関係,さらには,治療構造などが協議・検討された.そして,会議の効果として,包括的医療に必須の心理社会的観点がチームの中に構築され,さらに,治療関係や役割などの再検討を通して治療構造の是正が可能となり,チームワークの充実化につながっていると思われ,リエゾン会議が有意義であることが示唆された.
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