特別記事 オープンダイアローグの“キモ”はリフレクティングにある
それはかつて味わったことのない、心の底が温かくなるような体験だった—「見る/見られる」関係を刷新するリフレクティング
信田 さよ子
1
1原宿カウンセリングセンター
pp.211-216
発行日 2016年5月15日
Published Date 2016/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200219
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ほのかな期待
オープンダイアローグなら突破できるかも
予言どおりに1年後
2015年の春、斎藤環氏(以後、環さんと呼ぶ)と日本心理臨床学会発行の『心理臨床の広場』(通巻15号、2015年8月刊)で対談する機会があった。環さんとはそれまでも何回か、いろいろなテーマでトークセッションの経験があったが、心理の専門家対象の雑誌という媒体での対談は初めてだった。
最初から環さんはオープンダイアローグについて飛ばし過ぎるくらい熱く語っていたが、いま読み返してみると私もこう語っている。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.