看護師の看護実践能力の育成を目指して―共立女子短期大学看護学科カリキュラム

看護学科設置の経緯

　本短期大学は，明治19年(1887年)に「女性の社会的地位向上の実現のために，女性に相応しい職業教育と教養教育を施し，女性に自立の能力を得させること」を目的に創立された。以来116年余，誠実，勤勉，友愛をモットーに，温かく思いやりのある深い心を持ち，高い知性，教養と技能を備えた女性を多数社会に輩出してきた。

　しかし，近年における社会環境の変化，18歳人口の減少や4年制大学志向の高まりなど，短期大学をめぐる状況の変化を踏まえた対応が求められている。