特集 看護教育における効果的なOSCEの実施
専門領域を越えて実施するOSCEの実際と展望―共立女子大学看護学部の取り組み
西田 志穗
1
,
中原 るり子
1
1共立女子大学看護学部
pp.736-742
発行日 2019年9月25日
Published Date 2019/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201319
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はじめに
共立女子大学看護学部(以下、本学)は、今年度(2019年度)にようやく7期生をむかえたばかりである。OSCEもこれまで4学年分の経験しかないが、2013年4月の開設時から演習科目に組み込んでいる。新設校に集まった教員が、なにもないところから導入を進めたプロセスについては、北川ら1)に詳しいので、そちらを参照していただきたいが、試行錯誤しながらの数年間で、多少なりとも蓄積できたものがある。本稿では、看護以外に医療系の学部をもたない大学で、かつ、さまざまな制約のなかで、どのようにOSCEを実施しているのかについてお伝えしたいと思う。
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