学園だより
銀杏学園短期大学衛生技術学科
高木 一路
pp.314
発行日 1988年4月1日
Published Date 1988/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204453
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■沿革
本学(学長・上野直彦,熊本市)は,財団法人化学及血清療法研究所が公益事業の一環として1959(昭和34)年6月に設立した熊本医学技術専門学校を前身とし,開設当初から衛生検査技師学校として広く保健医療界の願望に応え,社会的にも大きな貢献をしてきました.しかし,近代科学の長足の進歩につれて,衛生検査業務はただ公衆衛生面だけでなく,疾病の診断治療および予後の判定など医療面において不可欠のものとなり,しかもその内容はいよいよ複雑専門化し,質・量ともに向上,増大してきたので,これに携わる衛生検査技師の学識技能のいっそうの向上が要望されるようになりました.
1970年,衛生検査技師法の一部改正に伴う措置として専攻科を設置し,改正法による臨床検査技師国家試験受験資格が与えられることになりました.その後,着実な歩みを続け学業の重要性,知識の向上を目ざし,改正法による新学制への諸般の体制も整ったので,1972(昭和47)年9月,3年制への学制変更の届出をなし,73年1月にこれを受理され,同年度から新制度による文部省管轄の短期大学として発足しました.また83年4月には新たに2年制の看護科を設置し今日に至っています.
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