特別記事 「教育力としてのプレゼンテーション」の講演が好評だったパフォーマンス学の大島武氏に聞く
“創発性”を高める授業の展開
大島 武
1
,
高島 尚美
2
1東京工芸大学芸術学部
2横浜市立大学医学部看護学科
pp.862-866
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100143
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プレゼンテーションはスポーツと同じで,ちょっとでも勉強した人は,話し方のルールがわかっている。皆上手になれると思っています。
高島 大島先生は,国際パフォーマンス学会の理事で,大学では「プレゼンテーション基礎演習」を教えていらっしゃるとお聞きしました。授業では,どのようなことを教えていらっしゃるのですか?
大島 私は,プレゼンテーションというのはスポーツと同じだと思っています。スポーツには上手,下手がありますよね。全員がレギュラーになれるわけではない。“プレゼン”もそうで,皆が同じようにうまくなるわけじゃないんですが,たとえば高校3年間サッカーをやっていた人は,どんなに下手でも,蹴り方を見ると「あ,サッカーをやってたな」とわかります。
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