特集 フィジカルアセスメント
第1章 基礎教育での取り組み
学生とともにつくるフィジカルアセスメントの授業
高島 尚美
1
1埼玉県立大学短期大学部
pp.916-924
発行日 1999年11月30日
Published Date 1999/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902156
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
看護者は対象となるその人の全体にかかわる.ある疾患を持っている,健康を維持増進するにしてもその人がそのことをどのように感じ考えているか,そして心と一体である「身体」がどのような反応をしているのかを看ることができなければ,援助をすることができない.
今回,「フィジカルアセスメント」という,相手の身体にさらに近づき情報を得て査定するという,看護教育にとっても看護の現状においても新たな技術のテーマを授業する機会を得た.その授業を創る過程を振り返り,評価することで,この単元の持つ今日的な意味を問い直すとともに,今後の課題を発見してみたい.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.