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第5土曜特集 脳科学研究が推進する うつ病の病態・診断・治療の発展
病態
慢性ストレスによる行動変容の個体差を創発する分子・神経回路メカニズム
Molecular and neural mechanisms underlying chronic stress-induced behavioral heterogeneity
内田 周作
1
Shusaku UCHIDA
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科統合解剖学分野
キーワード:
ストレス
,
うつ病
,
レジリエンス
,
神経回路
,
エピジェネティクス
Keyword:
ストレス
,
うつ病
,
レジリエンス
,
神経回路
,
エピジェネティクス
pp.1079-1082
発行日 2025年3月29日
Published Date 2025/3/29
DOI https://doi.org/10.32118/ayu292131079
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慢性的な心理社会ストレスは,うつ病を含むさまざまな精神疾患の主要なリスク要因である.うつ病の発症・病態メカニズムはいまだ不明であるが,非常にヘテロな症候群であることが指摘されており,患者個人の症状や脳状態・生物学的指標に基づいた診断・治療戦略の確立が求められている.一方,うつ病モデル動物として慢性ストレスを負荷したマウスが利用されているが,これらストレス負荷マウスの行動変容パターンは多種多様である.しかし,慢性ストレスによる行動変容の多様性を生み出す脳内メカニズムについては不明である.症状や行動変容パターンによる層別化(サブタイプ分類)から,各サブタイプに特徴的な脳内メカニズムを明らかにできれば,サブタイプに応じたより効果の高い治療法の開発が期待できる.

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