調査報告
医療機器装着児を家庭で受け入れる—家族のもつ問題と支援のあり方を考える
菊地 珠緒
1
,
柴原 君江
1
1川崎市立看護短期大学
pp.48-54
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902813
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●要旨
医療機器装着児を家庭で受け入れ育児することとなった支援3事例(乳児とその家族)を分析することにより,家族のもつ問題と支援のあり方について考察を行った。
家族の負担は精神・身体面,社会・経済面にまで及び,その負担の大きさは生命危機と直結する呼吸器に医療機器を装着している場合,特に大きいと思われる。家族の負担の大きさと,児を受け入れる家族の基盤の大きさ,家族のセルフケア能力を的確に分析して,必要な支援計画を立てていくことが保健婦に要求される。
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