連載 りれー随筆・331
受け入れるということ
佐々木 優子
pp.628-629
発行日 2012年7月25日
Published Date 2012/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102242
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昨年春から周産期を離れ,福祉の現場で働き始めました。これまでもいろいろな職に就きましたが,助産師となってからは,ずっと周産期の分野で働いてきました。けれど,いつも頭にあったのは,このままずっと出産という喜びの場で働いていていいのだろうかということ,そして,女性の一生にかかわる助産師として,もっと広い視野と考え方が必要ではないかということでした。
そんな思いで選んだ次の職場は,特別養護老人ホームでした。私が働いていた老人ホームは,入所者約160名で,全員に高齢者特有の症状と認知症や持病がありました。
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