連載 こう書けばわかる!保健婦記録・10
現場で共有する記録のコンセプト
長江 弘子
1
,
栁澤 尚代
2
1聖路加看護大学看護学部看護学科
2新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
pp.974-981
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902705
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連載への反響
なぜいま保健師記録か
連載10回目の今回は,これまでの内容を振り返り,保健師記録に託された「書くことの課題」や私たちが強調してきたことをまとめておきたいと思います。そして次回は,私たちが全国の研修などで行った実態調査から保健師記録の現状をまとめ,研修などで伝えてきた「書き方のスキル」について,さらに具体的なポイントを整理したいと考えています。
さて,これまでの連載のテーマは,どのような内容でしたでしょうか? 表1にまとめてみました。この連載では,記録に着目して日常の保健師業務を振り返り,「現場で大切にしてきたことって何だろう」「これからどうあるべきなのだろう」と問いかけてきました.記録の見直しは,保健師活動そのものの見つめ直しであったと思います。
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