特集 保健婦の地区活動を再考する—ニーズ把握事例集
精神障害者グループホームから見えてきたニーズ—住民によるニーズ把握
内田 聖子
1
1ベルの会グループホームクララハイツ
pp.844-848
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902057
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グループ設立の経緯から
私たちが生活する地域には大きな精神病院が建っている。同じ町会ということもあり見学させていただいた時、病院の方が「受け皿さえあれば退院できる人がたくさんいるんですよ」と説明してくれた。その時に,「それならば私たちに何かできないだろうか? 住民として何ができるだろう?」と思った。その思いがグループホームの設立のきっかけとなった。
その後は,「どうやってグループホームをつくるのだろう」という疑問から出発し,地域の保健所に繰り返し足を運んではご指導とご協力をあおぎ,たくさんの方々に助けられ教えられながらグループホーム設立の思いを温めてきた。こうして夢を現実に変えるための6年間が過ぎ,平成7年5月にクララハイツが誕生した。
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