特集 保健婦にとっての研究
IV章 研究紹介
[スーパーバイザーによる紹介]
保健所での研究調査『在宅ケアにおける薬局の役割』—国立公衆衛生院専攻課程特別演習から
西田 茂樹
1
,
森 稚加子
2
,
鳩野 洋子
3
1国立公衆衛生院保健統計人口学部
2岐阜県立衛生専門学校保健学科
3国立公衆衛生院公衆衛生看護学部
pp.881-888
発行日 1998年9月25日
Published Date 1998/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901865
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はじめに
地域保健法の施行により,保健所は以前にも増して調査研究を実施することを期待されるようになりました。保健所保健婦の業務としても,調査研究を行うことが期待されています。しかし,実際には保健所で保健婦が調査研究を行う機会は少なく,また,どのように,どのような調査研究を実施していけばよいのか,暗中模索の状況にあるのではないかと思われます。
国立公衆衛生院の専攻課程の教育カリキュラムには特別演習と呼んでいる調査・研究の能力の向上を目指した必修の科目があります。この特別演習ではさまざまなテーマが取り上げられ,その中には保健所や市町村において保健婦が業務として実施できる,あるいは実施すべきものがあります。
保健婦の方たちが,今後,保健所や市町村において調査研究を行っていくための参考になることを期待して,今回,そのようなテーマの調査研究の1つを取り上げ,その内容と考え方を紹介します。
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