連載 「気になる子ども」の保健指導・35【最終回】
まとめにかえて
小澤 道子
1
,
栁沢 尚代
2
1三郷市役所保健センター
2渋谷区渋谷保健所
pp.1160-1161
発行日 1997年12月10日
Published Date 1997/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901707
- 有料閲覧
- 文献概要
保健指導の基本は,現実に生活していく個の問題解決であり,ケースバイケースの対応であるという立脚点から本連載は,日頃保健婦が子どもの生活の中で「気になる」テーマを毎回取り上げ,事例を紹介しながら,子どもを理解する視点や保健指導をすすめていく考え方の枠組みの提供に焦点をあててきました。
6年間にわたり,34の「気になる子ども」のテーマを取り上げました。毎回,この事例のこのテーマをどのように考えていけばより良いかについて熱心に討議する楽しみと,読者からの助言や励ましが,この連載を続けて来られた力になったと思います。
最終回の今回は,これら34のテーマを振り返り,「気になる子ども」の行動理解の枠組みと連載を終えて私どもが考える保健指導のあり方を中心に述べたいと思います。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.