特集 木本誠二教授退官記念特集
序にかえて
三枝 正裕
1
1東京大学胸部外科
pp.729
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204596
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木本教授は,昭和27年東京大学医学部外科学第2講座主任教授に就任され,昭和39年胸部外科学講座の新設とともにその初代教授に転ぜられ,本年3月末定年制の申し合せにより退官された.
同教授がわが国血管心臓外科のパイオニアとして,内外にすぐれた業績を残されたことはいまさらいうまでもないが,16年にわたるその在職期間を通じて,一般腹部外科,胸部外科,小児外科,代用臓器および理工学の医学的応用,さらに臓器移植などの多方面の研究を推進指導され,第2次大戦後新しい時代を迎えたわが国外科学界および医学界の第一人者としてめざましい活躍をされたことは,万人の記憶に新しいところである.
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