連載 ピア・カウンセリング実践講座・3—健康教育の新たな構築をめざして
保健所の思春期保健活動
矢板橋 チヅ子
1
1栃木県小山保健所
pp.991-995
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901269
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
思春期保健事業の取り組みと保健所の役割
小山保健所管内は栃木県の南部に位置し,1市3町を管轄している。母子保健に関して,出産率は9.8と全国とほぼ同様となっている。しかし,新生児死亡率・乳児死亡率・周産期死亡率さらに死産胎数のいずれもが全国平均を上回っており,母子保健対策上の課題や問題がある。
このような課題に対しての小山保健所管内における思春期保健活動としては,
●「思春期教室」の開催
●地域ネットワークづくりを目指した「地域保健と学校保健の合同研修会」の開催
●不登校や家庭内暴力などを主訴としての精神保健相談
●10代の妊娠などについての病院からの援助依頼に対する個別相談
など,さまざまな形で対応している。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.