新しい保健活動の視点
秋田保健所の保健活動
伊藤 善信
1
Yoshinobu ITO
1
1秋田県秋田保健所
pp.418-422
発行日 1993年6月15日
Published Date 1993/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900825
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◇活動の背景と概況
秋田県秋田保健所は,秋田市の中心に位置し,東側は太平山を中心とする出羽山地に囲まれ,県立自然公園などのスポーツ・レクリエーションゾーンとして親しまれている.西側は日本海に面して北西に男鹿半島を望み,男鹿支所を配している.さらに北側には八郎潟の干拓により生まれた大潟村を中心に田園地帯が開け,五城目支所を配している.全体では,URI型の中間型(都市,農村,漁村)保健所で,管轄区域は2市9町1村であり,人口は430,784人で秋田県の総人口の約35%を占めている.
男鹿支所,五城目支所の所掌業務はいわゆる対人保健サービスのみで,いわゆる対物保健サービスについては本所で対応している.秋田保健所の組織は図1のようになっており,平成4年度から保健等サービスの多様化・質的変化に対応するため,企画調整係を設置している.当所の職員は総数91名である.
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