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キルトの想いを伝えたい—ピア・カウンセラーが案内するエイズ・メモリアルキルト展 小山市保健予防課・自治医科大学看護短期大学・小山城南高校
石井 義治
pp.841-844
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901244
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「エイズ・メモリアルキルトは,エイズに倒れていった人たちに向けて作られた愛情のシンボルで,その人の存在を伝える命の記録なのね。だから……」。若い女性の華やいでいるが,しかし毅然とした声が小山市文化センターのロビーに響く。彼女のメッセージを聞きながら,飾られたキルトを見つめる20人ほどの人たち。
1995年6月4日に小山市文化センターで行われた同市の健康まつりで,普通の健康まつりにない雰囲気を出していたのが,このエイズ・メモリアルキルト展である。エイズ・メモリアルキルトの展示だけなら,最近は特に目新しいことでもないだろうが,この展示の場合は2つの目玉があった。
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