連載 ピア・カウンセリング実践講座・2—健康教育の新たな構築をめざして
小山市保健センターの役割
笹沼 時子
1
1小山市保健予防課
pp.905-910
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901254
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はじめに
人口15万人の小山市は栃木県の南端にあり,首都圏への通勤通学圏内に位置している。交通機関が整備され,工場の立地の条件にも恵まれていることなどから人口の増加傾向が続き,活気のある街である。一方,首都圏の流行や情報が直接的に入ってくる状況にあり,敏感な思春期の子どもたちにとっては良くも悪くも感化されやすい状況にある。
また,小山保健所管内の人工妊娠中絶については,20歳代以降の中絶が減少する中で10歳代の人工妊娠中絶は増加傾向にあり,母体に負担がかかる満12週以後の中絶も高率に見られている。
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