特集 生活圏に注目しよう—人口の大小で保健活動の違いはあるか
住民とともにつくる地域づくり
渡辺 京子
1
1福島市役所市民健康課
pp.114-120
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901091
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はじめに
保健婦が行った健康教室や健康相談の終了後,参加者から,「このままで終わりたくない」「もっと続けて欲しい」という声があがり,今では住民が自主的に結成した10〜40人程度の健康づくりサークルが,市内各地に組織されている。
自主的に活動している組織との出会いや,地域住民と一緒に行った事業をとおして,私は多くのことを学んだ。それは,保健婦が一方的に提案し企画する教室よりも,住民自身が生活をとおして学習したことなどをグループで積み上げ,それを共有しあって継続的に実践することの大切さである。
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