特集 保健・福祉の新たな関係—概念を中心に
豊かな街づくりをめざして—住民の立場から
佐谷 けい子
1
1中野区立東山老人会館
pp.117-121
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900644
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私は,中野区立東山老人会館に勤務している,老人会館事業推進員という非常勤の職員です。東山老人会館は「お年寄りが日常活動を通じて,充実した日々を過ごし,生き生きと社会参加をしてもらおう」という目的を持って,住民を運営主体とした中野区では初めての新しいスタイルを創りあげた,老人福祉センターB型の老人会館です。
地域には,「野方の福祉を考える会」という区内唯一の在宅有償サービスを行っているボランティアグループがあり,地域住民主体の福祉活動が盛んな地域です。この会に私は仕事として関わる部分と,住民として活動する部分とがあります。会は活動歴が4年で,保健分野からのものの見方を取り込み,福祉活動をより幅広く豊かなものにしています。
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