調査報告
在宅看護職の組織化と効果的な活動のあり方—三田ホームナースの会の活動から
門戸 和恵
1
,
今村 イヨヱ
2
,
今里 典子
2
,
岡田 たか子
2
,
佐々木 初美
2
,
中島 みゆき
2
,
井内 光代
2
,
小亀 正昭
2
,
布野 嘉代子
2
1兵庫県川西保健所
2兵庫県三田保健所
pp.889-893
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901026
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はじめに
急速な高齢化の進展に伴う保健・福祉サービスの増大や,医療内容の高度化・専門化,疾病構造の変化による医療需要の多様化などによって,保健・医療・福祉に携わる人材の需要は高まる一方で,中でも看護職の確保は緊急を要する課題となってきている。国においては,平成2年8月,「保健医療・福祉マンパワー対策本部」が設置され,今後の基本的方向を取りまとめるとともに,平成4年9月,「看護婦等の人材確保の促進に関する法律」が成立するなど,人材確保のための各種施策が実施されてきている。
一方,地域においても限りある社会資源の中で,人間のライフステージを通した第1次から第3次に至る包括的な対策が効果的に実践されるためには,保健・医療・福祉に携わる人材の確保,とりわけ看護職の確保は不可欠である。そこで,地域における在宅専門職種(看護職)の確保と効果的な活動のあり方を探るため,本研究を実施した。
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