調査報告
調整チームによる高齢者在宅ケアにおける保健婦とホームヘルパーとの連携の推進
大須賀 桂子
1
,
斉藤 京子
2
,
伊賀 栄子
2
,
高崎 俊代
2
,
角井 良子
2
,
杉本 君江
2
,
田中 恵子
2
,
冨田 美恵子
2
,
佐藤 真千子
2
,
森 佳司
2
,
橋本 忠義
2
1香川県看護専門学校
2香川県大内保健所
pp.894-898
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901027
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はじめに
わが国における高齢者の医療福祉対策は,従来どちらかといえば傷病者や貧困者に対する救済的な色彩が濃く,また施設収容型の対策が主流であった。しかし,老人人口の増加,疾病構造の変化,医療費の高騰,生活ニーズの多様化などから,老人保健法をきっかけに施設から在宅へという基本的方針による施策が示されている1,2)。
看護の在宅ケアへの関わりも大きく変化し,従来からの公的訪問指導,訪問看護に加えて医療機関からの訪問看護や機能訓練サービス,老人訪問看護ステーションからの訪問看護,介護支援センターからの在宅サービスなどが行われるようになった。さらに,介護の側面からは公的機関からのホームサービスやボランティアによる在宅サービスなどが行われるようになり,看護と介護との関係がにわかに喧伝されるようになった。
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