特集 訪問看護と保健婦の活動—横浜の保健婦が体験しつつあるもの・1
在宅看護職活動事業の全容
山崎 京子
1
,
蕪木 秀枝
1
,
堀江 邦子
1
1横浜市衛生局保健予防課
pp.387-412
発行日 1978年6月10日
Published Date 1978/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205992
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はじめに
昭和50年5月,横浜市在宅看護職活動事業が発足し,10月から実際活動が開始された。
本事業の目的は,"看護を必要とする在宅療養者に対し,定職に従事していない看護婦を起用し,保健所保健婦との連携のもとに両者による密度の濃い訪問看護を実施し,医師の行う治療とあわせて,疾病の回復・生命の安全を期するとともに,療養上の安楽性を確保し地域における看護を充実させる"ことであるが,在宅療養者の中でも特に当初はねたきり老人から訪問する,ということであったため,全国的に老齢人口の増大に伴いねたきり老人問題が大きく取りあげられている時でもあり,大都市の取り組みということもあわせて全国から注目されることになった。
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