特集 活動計画は生かされているか—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
保健所と共に立てた保健計画—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
辻 智子
1
,
島崎 桂子
1
1熊本県横島町役場
pp.536-540
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900957
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はじめに
業務量が増す中,その見直しやまとめができず,マンネリ化した事業を続け,「本当に住民のためになっているのか」その活動の成果が見えなくて,保健婦活動に充実感がない日々だった。保健・福祉・医療の連携が叫ばれ,保健婦(保健所・市町村)・看護婦・ヘルパーなどの各職種の中で,自分がどんな役割をすればいいのか暗中模索が続いていた。「なぜだろう。どうしたらいいのだろう」という思いだけがから回りしていた。
1つの新規事業を開始する際,保健所に相談する話し合いの中で,「なぜ,その事業をするの? 目的は? 住民にどうなってもらいたいの?」と問いかけられたことが,自分たちの保健活動を再考するきっかけとなった。
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