特集 活動計画は生かされているか—日常活動のモヤモヤから抜け出すために
保健活動を効果的に進めるための活動計画とは
山岸 春江
1
1千葉大学看護学部
pp.541-545
発行日 1994年7月10日
Published Date 1994/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900958
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活動計画の必要性
保健婦固有の活動とは,看護の立場から受け持ち地区の住民の健康生活に,地区の保健資源を適用していきながら責任を負う業務である。
しかし,地区の保健資源,すなわち地域特有の医療資源,福祉サービス資源,保健事業など多様な資源がある中で,各資源がその地区の人々の需要に応じて提供されるようには必ずしもなっていないという現状がある。それは,従来からのその地区での保健婦活動に大きく左右されていることと,地区住民自身の健康に対する意識や生命に対する価値観,そして健康的な生活行動に住民自身がどれだけ向かえるかということなどに,大きな影響を受けることが多いからである。
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