連載 保健婦日記・2
あっかんべー
平間 チヨミ
1,2
1横浜市港北保健所
2前,中保健所
pp.1034-1035
発行日 1992年11月10日
Published Date 1992/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900618
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寿地区担当になった頃
平成元年四月、寿地区を担当することになった。前年度担当地区で、看護教室OB会から発足した「呆けのデイケア」を開始した直後だったので、一年間地区担当の交代を猶予してほしいという住民の声もあったが、順番ということで寿地区を担当した。
担当するからには地区と一体感を持ちたい。二年間の短期間で住民側に喜んでもらえるにはどうあったらよいのか先輩に相談し、『寿町保健婦日記』の著者の渡部幸子さんに会った。当時の苦労話や誰に挨拶に行くのが重要なのか伺った。挨拶まわりをしたが、あまり相手にされていないことが感じられた。寿地区センターでは、「渡部さんは渡部さん、平間さんは平間さん」という考えのようで、評価はあくまで個人の力量だということを知らされた。
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