座談会
記録映画「安心して老いるために」をみてわが国の老人福祉を考える[1]
岩下 清子
1
,
大熊 陽子
2
,
黒田 桂子
3
,
小林 政子
4
,
鈴木 陽子
2
,
外口 玉子
5,6
,
羽田 澄子
1日本看護協会
2東京都杉並区西保健所
3東京都中野区中野保健所
4東京都世田谷区梅丘保健所
5衆議院
6社会労働委員会
pp.1138-1145
発行日 1990年12月10日
Published Date 1990/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900172
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羽田澄子氏の新作「安心して老いるために」(記録映画)をみた方は,“このままでは安心して老いることができない”“この国で歳をとることがこんなに重いことなのか”そんな焦燥感と不安を抱くに違いない。
全国の保健婦に是非この作品をみてほしいと思った。そして,保健婦自身が自分のこととして老いを考え,老人福祉の充実にむけて保健活動を展開したら,この映画の提起している問題を少しでも改善できるのではないかと強い期待を持った。
きょうは,「安心して老いるために」の試写会直後に皆様にお集まりいただき,映画をみての感想とこれからのわが国の老人福祉のあり方について羽田氏を囲んで討議いただいた。
座談会開催にあたり,快くご協力いただいた岩波ホールの原田様および関係者の皆様に深く御礼申し上げます。(編集室)
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