特集 住民のセルフ・ケア・クループ活動
グループ活動の実際とその問題—糖尿病患者の組織育成を試みて
山崎 操
1
1京都府向陽保健所
pp.880-883
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900135
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はじめに
向陽保健所は京都府の南部に位置し,管内総面積は33.4km2で京都府内12保健所のうち最も小さいが,人口は14万6530人(1989年4月現在),人口密度は4387人/km2と府内で最も高くなっている。人口構成では比較的若年層が多く,また核家族化がすすんでいる。
当保健所では,昭和55年から軽症糖尿病患者や境界型糖尿病患者を対象にその指導に取り組み始め,糖尿病管理体系を確立してきた。具体的には,1日糖尿病教室を中心とした糖尿病教室,糖尿病講習会などを実施している。昭和62年からは,糖尿病患者の自主グループ活動である糖尿病交流会も発足し,その活動が軌道にのってきている。
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