特集 住民のセルフ・ケア・クループ活動
セルフ・ケア・グループの自主活動への保健婦の支援
杉浦 芳子
1
,
平 啓子
2
1川崎市役所市民局
2川崎市多摩保健所
pp.868-879
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900134
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はじめに
地域住民が生活の場でそれぞれの健康状態にあわせて,自分自身の望ましい保健行動がとれるようになる,即ちセルフ・ケア力が高まることをめざし,日常業務の中で意図的に住民同士の学習・交流の場をつくってきた。
その内容は,寝たきり老人らの訪問からリハビリ教室へ,成人相談などから健康増進教室,更に婦人の健康づくり教室へ,1歳6か月児健診から母と子の遊びの教室へ,精神障害者の訪問から精神デイケアへ,老人精神保健相談からシルバー学習会へなどである。その結果それぞれに,患者会やOB会など自主性を持ったグループへの歩みがみられるようになった。
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