特集 住民のセルフ・ケア・クループ活動
グループ活動の実際とその問題—機能訓練
二田 千鶴子
1
,
宮田 洋子
1
,
財部 マチ子
2
1鹿児島市中央保健所谷山保健センター
2鹿児島市少年自然の家
pp.884-893
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900136
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はじめに
セルフ・ケア・グループの機能として,①自助力の保持増進,②互助作用,③ボランティア活動の段階があげられよう。ボランティア活動の意味は,その行為を通して両者が喜びを分かち合って生きることであり,その結果,新しい自己を創造し充実して生きるという生きがいにかかわる深いものであると考える。
セルフ・ケアとは,そのすべての段階において「自分でできるJということであり,それができなかった前よりは「幸せ」な状況が招来することであって,まさにQOLそのものであると考える。
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