調査・報告
健康教室におけるグループワークを用いた保健婦の役割を考える—福岡県飯塚保健所における肥満予防教室を通して
菅野 文子
1
,
末次 加代子
1
,
谷 直子
1
,
堀田 津也子
1
,
由井野 弘恵
1
,
吉竹 桂子
1
,
渡部 恭江
1
,
伊藤 直子
1
,
掛川 秋美
2
,
犬丸 陽子
2
,
一ノ瀬 裕子
2
,
安河内 浩子
2
,
坂本 睦子
2
1福岡県立看護専門学校保健婦科
2福岡県飯塚保健所
pp.590-600
発行日 1990年7月10日
Published Date 1990/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900093
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はじめに
従来行なわれてきた講義形式の健康教室では,対象が“自分の問題が何であるのか”を気づかないまま指導を受け,保健婦も対象の意識がどう変わっていっているのかを把握しにくく,対象の行動変容に結びついたのかどうか判断しにくい。そのため,このような講義形式の健康教室に疑問が抱かれ,グループワークを用いた教室が広く行なわれるようになってきている。
しかし,グループワークにおける保健婦の役割は,まだ明確化されておらず,現場においてグループワークのやり方は,さまざまである。
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