連載 アーキテクチャー×マネジメント・60
福岡県済生会飯塚嘉穂病院
小菅 瑠香
1
1帝塚山大学現代生活学部居住空間デザイン学科
pp.870-875
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211088
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博多駅から電車で山を越えて東へ約40分.かつては炭都として炭鉱で栄えた筑豊の土地に,済生会飯塚嘉穂病院はある.
取材日は晴天で,JR天道駅から自然豊かな道を歩いて川を越えると,小高い丘の上に緩く円弧を描く背の高い建物が見えてきた.敷地は広大な緑地公園のようであり,風合いのある煉瓦や水盤を持つ建物外観は,地域に親しまれる美術館のようでもある(図1).休息をとりに,エントランス付近のラウンジへ立ち寄る地域住民もいるという.
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